妊娠を考えるなら知っておくべき
梅毒とは?
梅毒っていったい何?
性行為によって、梅毒トレポネーマが粘膜に感染することで引き起こされます。
※妊娠中の母子感染によって子どもにうつるケースもあります。
梅毒の症状
- 性器・肛門・口に3ミリ~3センチのできものが出る
- 拳・足裏・体に赤い発疹ができる
- 全身で炎症が進行する
- 脳・心臓に病変ができることがある
感染初期
初期の症状としては、感染が起きた部位(陰部や唇付近、口の中、肛門付近)のしこり、びらん、潰瘍などがありますが、股のつけ根が腫れることもあります。
治療をしなくても、一定期間が過ぎると最初の症状は消えます。
けれども体内から菌が消えたわけではなく、この時期に性接触があると他人が感染する可能性がある状態です。
感染後数ヶ月:第II期
治療をしないまま3ヶ月以上放置すると梅毒が進行し、菌が血液によって全身をめぐります。
手のひらや足のうらを含めた全身に、赤い斑点(バラ疹)が拡がります。
発疹は治療をしなくてもしばらくすると消えることがありますが、抗菌薬での治療をしない限り梅毒トレポネーマは体内に残ったままです。
晩期顕性梅毒(数年後)
感染から数年がたつと、皮膚、筋肉、骨、臓器に腫瘍が発生します。
梅毒の感染経路
感染者の血液、精液、膣分泌液などに含まれており、性行為により非感染者の粘膜や皮膚に直接接触することにより感染します。
傷口からも感染するため、キスも感染経路となります。